製品やサービスの認知向上を図りたいのです。マス広告以外に効果的な方法はありますか？

BtoBマーケティングに従事されている方のお悩みや疑問に、一問一答形式でお答えしていく『BtoBマーケターのためのお悩み相談室』。

20年以上BtoBマーケティングに携わり、様々な企業の事業成長をサポートしてきたBtoBマーケティング支援事業『GAX』代表取締役の佐藤岳が回答いたします。

Q. 製品やサービスの認知向上を図りたいのですが、マス広告以外に効果的な方法はありますか？

製品やサービスの認知度を向上する手段は、テレビCMなどマス広告しかないのでしょうか？ 予算が少なくても認知拡大のために取り組める手法を知りたいです。

A. メディアでのタイアップ記事広告であれば、マス広告よりも低予算で自社がお取引をしたいお客様に自社製品・サービスを認知してもらうことが可能です。

まず、前提として理解すべきことがあります。それは、BtoBバイヤーは購買プロセスの57％を自ら進むと言われており、課題に気づいたお客様は、自ら課題解決のための「情報収集」を行います。

マス広告などの認知向上の施策は、テレビや新聞、ラジオ、雑誌、交通広告などの手段を通じて短期間で多くのお客様に、課題の認知や気づくきっかけを提供し、購買行動、お客様の購買行動、すなわちカスタマージャーニーを進んでもらえることを目指します。

ただ、テレビCMに代表されるマス広告のメディアは、到達できる人数単価で広告費用を試算すると決して高くはありませんが、到達できる人数が多いため媒体費用はインターネット広告に比べて高額になります。

また、放映する映像クリエイティブもきちんと準備しなければまりませんので、それなりの費用がかかります。

2019年には、テレキューブのテレビCMなどのマス広告施策も担当しました。

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では、マス広告に代わる手段で、課題に気づくきっかけを創出できる手段がないのか、と言われるとそうではありません。

おすすめは、導入事例のタイアップ記事広告をメディアに出稿し、そのタイアップ記事広告へ誘導するネイティブ広告を配信することです。

なぜなら、お客様事例は対象となる業界の担当者や同様の課題をお持ちの方にとって役に立つコンテンツになるからです。

課題に気づいたお客様が知りたいことは、「自社の課題を解決するためにはどうすればいいか」ということですから、同業他社が同様の課題を解決した事例は、自分ごと化しやすく、そのまま「この事例と同じことをやりたい」といった問い合わせにも繋がりやすいでしょう。メディアとのタイアップで導入事例を紹介することで、編集記事に近しい記事体裁を実現できます。

ブイキューブの導入事例ページとタイアップ記事広告で紹介される事例を比べてみてください。その違いを実感していただけると思います。

タイアップ記事広告

• オフィス拡大路線、テレワーク禁止から一転　シェアオフィスへの移転で「テレキューブ」をフル活用する企業が得たもの - ITmedia NEWS
  
  

導入事例ページ

• toBeマーケティング株式会社 様 テレキューブ導入事例
  
  

タイアップ記事広告とネイティブ広告を組み合わせることで、マス広告ほどの投資予算を準備しなくても関係を持ちたいお客様のカスタマージャーニーを進むきっかけを創出することができます。

実際に過去に私がブイキューブで実施したタイアップ記事広告にて、最終的にeBookダウンロードに至ったお客様の行動履歴を分析すると、最初にタイアップ記事広告を閲覧されて、関連記事を読み進めていき、わずか17分後にはコンバージョンに至っています。

この方が閲覧されたページを順にご紹介します。#Web会議OKです を始めようは、キャンペーン終了に伴いページは閉鎖しています。

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このようにタイアップ記事広告へネイティブ広告で誘導することでお客様からebookダウンロードをコンバージョンしていただきました。マス広告よりも低予算で実施できるのがネイティブ広告とタイアップ記事広告を組み合わせるメリットです。

タイアップ記事広告の具体的なポイントについては、下記でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

参考：80本実施してわかった「タイアップ記事広告」で成果を上げる5つのポイント

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