マーケティングの役割 GAXの研修で開眼
見込客の創出力と
受注率、大幅に向上
BtoBマーケティングの基軸として導入事例に着目し、その制作を社内で完結できないか模索していたパナソニック ソリューションテクノロジー様。しかし、制作フローや事例執筆はほぼ担当者の「自己流」で標準化できておらず、制作本数は伸び悩んでいた。
顧客に一目して内容を理解してもらう導入事例の「見せ方」とは?安定的に事例制作を継続するには?そんな課題を解決するために相談を持ち掛けたのが、GAXマーケティングだった。
2019年7月からBtoBマーケティングの全体像を学ぶ研修の招請とともに、導入事例制作の伴走支援の委託をスタート。担当者がスキルアップするにつれ、質の高いコンスタントな事例制作が可能となり、見込客の創出、受注率向上の成果につなげることができた。
顧客はどのように製品・サービスを買うのか
BtoBマーケティングを研修で理解
導入事例の制作プロセスを標準化
顧客に喜ばれる事例を安定的に制作
担当者のスキルアップ、表現力・発信力が向上
セミナー申込数が100人超へ急伸
PROFILE
パナソニック
ソリューションテクノロジー株式会社
創業以来の強みであるITにOT(Operational Technology)を掛け合わせた領域で、製造業とその現場、ホワイトカラーの働き方に至るまで、人をカイホウ(作業から解放・可能性を開放)する様々なソリューションを提供する。ITインフラ構築やソフトウェア開発に加え、近年はクラウドやセキュリティ、AIソリューションなどにも事業領域を拡大している。
・設立:1988年12月
・本社:東京都港区東新橋2-12-7住友東新橋ビル2号館
・代表取締役社長:香田 敏行
「マーケティング研修」と
「導入事例制作サービス」
マーケティングの役割は、見込客の獲得や既存顧客に追加購入していただく過程の営業コストを下げることにあります。そして、マーケティングで成果を出すためには、 顧客の購買行動と情報ニーズを理解し、適切な対応を施すことが不可欠です。GAXが提供する「マーケティング研修」では、自身の購買行動を振り返ることから始め、 転じて自社製品の見込客に購入検討を促すためにはどのような取り組みが必要なのか、理解を深めます。「導入事例」のあるべき姿について関係者で認識を共有し、 受注を呼び込む事例の刷新、制作を支援します。
行き詰まっていた事例制作
内製化を模索
スキル・経験不足
2019年当時、導入事例の制作を社内で試みたが、担当者はそもそもマーケティングの知識が乏しく、導入事例制作のスキル、経験も不足。アウトプットのクオリティには難があった。
伸び悩む制作本数
効率が悪い
制作プロセスが標準化されていないため、決して効率が良いとは言えず、制作した事例が年間3本程度にとどまるなど「内製」で推進することに限界を感じていた。
委託した制作会社
技巧に走り期待外れ
導入事例のクオリティ向上を目指して、いくつかの制作会社に事例制作の外注を試みたが、文章表現のレトリック、テクニックに走ることもあり、期待に見合うアウトプットが得られなかった。
GAXマーケティングで解決!

BtoBマーケティング研修で全体像を理解
自分自身の購買プロセスを振り返ることで、BtoBの購買プロセスについて理解を深めた。顧客の情報ニーズに則したコミュニケーション設計が可能になった。

顧客からも営業担当からも喜ばれる導入事例を創出
取材先の顧客が導入事例を非常に気に入り、関係先への配布用に印刷物を「100部」要望されるケースも。営業担当も積極的に商談に生かせる導入事例に仕上がった。

導入事例制作プロセスを標準化計画的・安定的に事例を制作
取材依頼から主旨説明、取材、制作、確認、公開といったプロセスを標準化し、作業内容や資料もパターン化。担当者のスキルアップで効率も上がり、制作の本数も格段に増やすことができた。
選定のポイント
BtoBマーケティング全体像の設計できるか?
「導入事例」だけではなく、受注を呼び込むマーケティング施策の全体運営に課題があるので、マーケティング戦略の観点から包括的な支援を希望
- BtoB企業において、営業とマーケティングを統括して成果を出している
- 顧客にとって魅力的な導入事例を制作している
テクニック、手法に執着していないか?
他社に導入事例の制作依頼をした際には、レイアウトやレトリックに走り、肝心のクオリティに不満を感じていた
- 導入事例のあるべき姿を体現している
- 読者の情報ニーズを満たした導入事例を制作している
その事例は社内、顧客に喜ばれるか?
事例は作って終わりではなく、営業が生かしてこそ。顧客にも喜ばれるWin-Winの導入事例を発信することが理想
- 「まさにこいういうものを作りたい」と顧客が望む事例をすでに量産している
- 導入事例を軸にマーケティングに取り組んでいる
お客様の声
どうしたら買いたくなるのか、強く意識するように
GAXマーケティングのワークショップを受けたのは2019年7月、私が入社3年目の時でした。当時は業務でマーケティングに関わりながらも、本質を理解しているとはいいがたく、BtoBマーケティングといっても、正直ピンと来ていませんでした。
GAXの研修では、まず自分たちの購買行動を振り返り、その共通点を探り、収集した情報を分析した上で、「顧客は店舗に来てから買うものを決めるのではなく、インターネットで情報収集してすでに買うものを決めている」というZMOT(Zero Moment of Truth)のマーケティング理論を学びました。担当者全員で研修を受講し、意識に差があったメンバーが同じ土台を共有できたのもよかったですね。
それ以来、お客様が商品やサービスを購入されるときにどういう行動をとられるのか、どうしたら導入したいと思っていただけるのか、などを強く意識するようになりました。導入事例の制作はもちろん、現在私が担当している知財や教育ソリューションのメールマガジンやプレスリリースを書く時のメッセージ、ストーリーテリングなどにそれは生きています。
特に知財領域のソリューション提案は専門用語が多く、コミュニケーションが難解ですが、お客様に寄り添うメッセージを発信することで、最近はWebセミナーのお申し込み数が一気に増える傾向にあります。当初は数十人だったのが、最近は三桁に及ぶことも。社内でも「100人集めて当たり前」という雰囲気になってきて逆にプレッシャーを感じています(笑)。

テクノロジー株式会社
働き方改革ソリューション事業部門
事業企画管理課

テクノロジー株式会社
働き方改革ソリューション事業部門
事業企画管理課 参事
導入事例の課題は「あるある」の共感喚起
導入事例制作にあたっての研修と実際の導入事例制作の伴走支援。このセットを通じて、私たちがGAXマーケティングからいただいたものはとても大きなものがあります。導入事例のクオリティ向上のために、別の制作会社やメディアにお願いしたことがありましたが、レトリックやテクニックに走ることも多く、期待どおりのものに仕上げるのは難しいと感じていました。
一方で、GAXマーケティングは一つの事例を作るにしても、私たちの業務上のゴールを理解し、そこから逆算して「そもそも」から入る。全体を俯瞰し、営業活動を含めたビジネスのフローを意識しながら、大きな枠組みでコンサルテーションしてくださるのが魅力です。東京以外の取材にも一緒に出向いて取材していただくこともあり「ここまでやってくれるのか」と感服しました。取材の打診レターや、担当者との事前打ち合わせ、質問項目の共有の手順などはGAXのフォーマット、テンプレートをそのまま使い、それが事例制作標準化の布石となっています。
導入事例の取材には営業も同席しますが、細やかな取材を通じて自分がいまさら聞けないことをしっかりメモをとって次の商談に生かしています。そのメリットは大きい。新しい導入事例ができると、お客さんを訪問するきっかけにもなりますよね。営業活動でどう使ってもらうか。使ってもらってなんぼなのです。事例の課題は「あるある」「そうそう」「これこれ」といった「共感」がキーワード。ベンダー目線のテクニカルライティングとは一線を画すストーリーが大切です。そのライティングはやはり社員では難しい。導入事例の力を信じ、事例をマーケティングの基軸としている弊社にとってGAXマーケティングは頼りになる存在です。
GAX「BtoBマーケティング」ご活用の詳細
BtoB企業が効率的に売上を伸ばすには、効率的に見込客を獲得し、案件化率と受注率を高めることが不可欠です。製品・サービスの購買を検討する顧客に見つけていただき選ばれること。見込顧客から案件化、案件からの受注の過程ではマーケティングと営業の連携が欠かせません。営業とマーケティングが連携し売り上げを伸ばすためには、BtoBマーケティングの全体像を理解し、顧客の情報ニーズに即して施策を遂行します。GAXが提供する「BtoBマーケティング」支援サービスでは、マーケティング全体像の理解から、戦略や戦術立案のコンサルティング、施策の伴走や代行まで対応しています。GAXが、パナソニック ソリューションテクノロジー様へ提供したサービスの概要についてご紹介します
GAX「マーケティング研修」と「導入事例」制作サービスについて
顧客を理解する研修
BtoBマーケティングの全体像
営業・マーケティングに所属される主要メンバー8名を対象に研修を実施。管理職の方にもご参加いただきます。
導入事例のあるべき姿
関係者で認識合わせ
自社、および同業他社の導入事例に盛り込まれている内容を確認し、導入事例フォーマットのあるべき姿について検討します。
制作プロセスの標準化
テンプレートデザイン制作
導入事例の計画の策定から制作の流れについて理解します。業種別の導入事例デザインテンプレートを作成します。
導入事例の制作
導入事例の取材・制作・公開
実際にお客様へ導入事例制作を依頼、取材の調整から公開までのプロセスを進めることで知識と能力の定着を目指します。
標準的な導入事例の制作プロセス
「導入事例の取材を依頼する方法がわかりません」「依頼しても協力してくれないお客様が多い」などといった声をいただくことがあります。
安心してください。正しいプロセスで導入事例の取材を依頼すれば8割のお客様は取材に応じていただけます。改めて取材のアプローチをすることは「売りっぱなし」状態を回避し、顧客満足度を再確認するアフターフォローの意味合いもあるでしょう。
他社に先んじて導入を進めた顧客が「導入事例」に登場することで、その業界内の先駆的ポジションを改めて印象付けられるような内容になれば理想です。導入事例は「鮮度」も重要で、内容が古くなりすぎないように一定期間を置いて再取材し、アップデートしていくことも有効です。
導入事例の作り方「制作フロー」
導入事例|取材のお願い
- 依頼状をメールで送付
- 依頼アポイントを設定
- 依頼内容
- 成果物を説明
- お返事をお待ちします

取材について|打ち合わせ
- 質問事項の説明
- インタビューの相談
- 撮影内容や範囲の相談
- 日程、場所の相談
- スクリーンショットの提供
- ロゴデータの提供
- 必要に応じてロケハン

取材・撮影|
- 質問事項にそって取材
- インタビューショットの撮影
- 利用シーンの撮影
- その他、シーンの撮影
- 進行スケジュールの提示
※Web会議でもOKです

原稿のご確認|
- 初稿・第2稿、念稿
- 校了した後に印刷会社へ入稿
- 色校正(本機校正)
- 印刷物の納品
※初稿はパワーポイント形式で確認
※原稿が確定したデザインデータの作成を開始

公開|
- 自社のWebサイトで公開
- 顧客のWebサイトからリンク
- 印刷物の納品

GAXが提供したサービス

顧客理解
ワークショップ

導入事例
理想像とプロセス定義
